TIGRE BROCANTE の20秋冬のための生地プリント用のイラストを描きました。
ネパールにまつわる場所や特色ある物をワッペンにして散りばめた柄です。
イメージが刺繍ワッペンに見えるように「描いたような」イラストをということでしたので、リアル過ぎずにイラスト感の残るものになりました。
今回はプリントを「重色」という方法で作ると決まっていたので、色が部分的に重なるように描き分けています。
重色とは、色を重ね合わせて違う色を表現する方法。実際の色数より多色で刷っているように見えます。


そんなワッペンプリント柄で作られたアイテムをいくつか。



実際の作業はベースの色含めて一反(25m巻)を4回(色の数だけ)版を刷ります。手捺染といって版を固定して均等に力を入れつつ手作業で刷っていくので大変な仕事です。毛の長いネルなど毛の流れが変わるので特に版数が増えるとズレやすくなり難しいのですが、さすが職人さんの技ですね。重色も赤と黄、黄と青が重なってちゃんとオレンジやグリーンに見えますね。
秋冬のカタログもできていましたよ!



アイテムは他にももりもりと展開がありますので、TIGRE BROCANTE のコレクションのページやメールオーダーでチェックしてみて下さい。