モロッコでその土地に根付いたものづくりをされているDAR AMAL ダール アマルのフライヤーのためのイラストを描きました。今年で10周年を迎え、これまでの活動がコンパクトにまとめられた一枚です。
代表のリナさんがモロッコの家からいつも眺めているという風景を表紙として描きました。



上質なアルガンオイルやスーパーフードのキャロブ、小麦袋をアップサイクルして作られるバッグ、伝統を守りながら作られるベニワレン絨毯など、多岐にわたる活動がどれもこれも火傷するほどの熱量と体力、そして時間を注いで、愛情たっぷりで作られています。それを10年続けているのは純粋に凄いの一言です。異国でのものづくりは言語以外でも大変な苦労があると想像できますが、リナさんはそれを感じさせないパワフルで底抜けの明るさ。まぶしいです。
リナさんと出会うまで、自分とモロッコに少しでも関わりが生まれるとは思いもよりませんでした。まだ行ったことはないけれど、いつか行ってみたい遠い国。

フライヤー全体の構成については、やはり直接会って打ち合わせることは大事だなと、何気ない会話からポンポンとアイデアが生まれるものだと再認識しました。頻繁に会うことはできませんでしたが。そして印刷物デザインのセオリーは色々とあるでしょうが、自分の感覚で決めていく自由さにリナさんの頭の中を覗いているようで私も楽しんで取り掛かることができました。
フライヤーはイベントの際に置いているそうなので、DAR AMALのHPやinstagramをチェックしてみて下さい。
さて次はどんなものを生み出すのだろう?とDAR AMALの活動をファンの一人として楽しみにしているのです。